ジョン・アイナーセン
Issue 70
「小林夫婦」
「私たちは”オープンな”ホームレスとして見られたいんだよ」
荒神口の橋の下で、ダンボール、木、そしてプラスチックのシートでできたシェルターの中で8年も暮らしていた夫婦。彼らの自由な交流相手は、他のホームレスの人たち、普通の市民、それから川辺を彷徨う亡霊にまで及ぶ。事業が失敗し、東京財務局に自分たちの財産のほとんどを押収されてしまったものの、手元に残ったものを売却し、そのお金でいつか北海道、沖縄、そして屋久島へ移住することを夢みていた。
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